JARA - メインコンテンツ

理事長・監督からのメッセージ

2006年世界選手権に同行して
JARA理事長  柳 敏晴

 先回2004年韓国大会に続き同行いたしました。先回は、大学の行事等で総会中心の部分参加でしたが、今回は成田集合から解散まで選手の皆さんと全期間同行でき、色々と考えることができました。
 今回は、選手の皆様、JARA事務局、役員の努力で、多くの協賛寄付金にご協力いただけましたことを心より感謝申し上げます。特に個人で多額の協賛寄付金いただきました林様、また企業としてご協力いただきました株式会社ニコン様、河野薬品株式会社様、サンワ株式会社様、東京商事株式会社様、プロケネックスジャパン株式会社様、そして各大会会場で毎回ご協力いただきましたJARA会員の皆様、本当に有難うございました。お蔭様で、団体女子3位、男子10位、総合6位という結果を残すことができました。女子3位は三大会ぶりです。IRF(世界ラケットボール連盟)は、オリンピック種目に何とか加わりたいということで、努力を続けています。先回の韓国開催は、アジアの地域でも普及しているというアピールでした。2008年は、ヨーロッパのパリで開催するべく調整をしています。
 IRFは、IOC(国際オリンピック委員会)からも補助金をいただいていて、事務局長を中心としてオリンピック種目にするべく努力が続けられています。そのため、出身国のチェック(パスポートの提示)が厳しく、今回は24カ国の参加でした。しかし、常連のドイツ、アイルランド、オランダ、ベルギーのほかに、フランス、ポーランド、カタルーニヤ(スペインの一地方)とヨーロッパの国が増えていました。各国の情報については、ワールドカップ前に読んだ「決定版世界サッカー紀行」後藤健生著、文春文庫が参考になりました。サッカー文化を中心に書かれていますが、各国の特徴がよく分かります。ご一読をお勧めいたします。オリンピック種目になると、日本でも一気に広がることは目に見えています。IRFに協力して、努力を続けたいものです。アジア連盟の話し合いも行い、韓国と協力しアジア地域の活性化を進めることが確認できました。来年1月はアジアオープン(福岡・トゥゲザー)、8月にはアジア選手権(韓国)を予定しています。

 大会では、女子が世界3位の実力を遺憾なく発揮してくれました。特に、佐藤選手のどんな球でも拾ってやるという気迫溢れるプレイには、他の国の人たちも驚いていました。日本の女子新チャンピオンとして、日本女子の力を十分示してくれました。また野田さんの落ち着いた着実なゲーム運び、坂本・脇本組のベテラン女子の円熟プレイも、大和撫子パワーを存分に知らしめてくれました。チームとして、励ましあい支えあって、また男子チームと日本からの大きな応援で、3位を勝ち取ることができました。メキシコとの3位決定の熱戦を是非見ていただきたいと思いました。
 男子チームも頑張ってくれました。初めての世界選手権になる清水映雄選手は、持っている力を十分に出し切れなかったようですが、次に繋がるゲームをしてくれていました。ベテランの小野選手は、団体戦の組み合わせにより最もゲーム数が多くなり、疲れがたまる中大活躍でした。最終試合は、息子さんよりも若い選手相手に巧みなショットを繰り出していましたが、若い選手の動きが本当に軽く、ほとんどのボールを拾われてしまいました。清水弘史・河野組のダブルスは、ベテランと若手がうまく組み合わさり、素晴らしいコンビネーションでした。河野選手が北米で勉学の傍ら、ラケットボールのレベルアップにも精力的に取り組まれているということですので、今後が楽しみです。団体戦で韓国に敗れたのは残念でしたが、次には、リベンジできるものと確信しています。
 男子は、パワーと同時に正確なショットを打っているという印象を持ちました。打ってから、相手が打つコースを読み自分のポジションに戻るのが早いと感じました。それぞれの国のスタイルがありますが、男子のメキシコのダブルスの独特のゲーム運び、中南米の若手(少年たち)が基本に忠実なゲームをしていることが頭に残っています。
 女子は、何といっても世界3位ですから、自信を持つことができました。ニカラグアの母と娘のダブルスチームが、競技スポーツでありながら生涯スポーツでもあると印象に残っています。次回の世界選手権に向けて、優勝争いに関わるための課題を、選手の皆さんや監督と相談をし、一つずつ潰していくことができればと考えています。
 色々なスポーツ種目がありますが、団体で日本が世界3位になる種目は、あまり多くはありません。マス・メディアにどうアピールするのかは、協会の大きな役割ですが、皆様のお知恵もいただき、広報できれば幸いです。

 JARAは、ラケットボールの普及・発展にさらに尽力いたしますので、今後とも宜しくお願い致します。本当に有難うございました。


第13回 世界ラケットボール選手権大会 ドミニカ共和国サント・ドミンゴにて
日本選手団 監督  棚原 康
今回、監督として参加させていただきました棚原です。
まず、今大会に大変多くの個人や企業の方々より寄付金や応援をいただき、心より感謝いたします。世界選手権への選手団の派遣は、協会の重要な事業の一つですが、皆様からのサポート無しではとても実現できるものではありません。本当にありがとうございました。お陰様で日本チームの選手達も、個人戦、団体戦を通じて力を発揮することができたと思います。
世界選手権に行くと、日本のラケットボールが抱えている問題点を強く感じさせられます。特に中南米の国々は、10代の若くてしかもかなり高いレベルの選手を送り込んできていて、このままでは日本は今までのような成績は残せなくなるのではと思います。もちろんトップ選手のレベルアップだけが大切ということではありません。底辺の拡大やジュニアの育成など、地道な活動を通して結果的に選手のレベルアップが実現されるのだと思います。 私だけではなく大会に参加した選手一人一人が、世界選手権から持ち帰った気持ちや課題を周りの皆さんに伝えていき、日本のラケットボールが少しでも前に進むことが、大会に参加する大きな意義のひとつだと感じています。
皆様のサポート本当にありがとうございました。そして、これからもいろいろな形で日本のラケットボールのために関わっていただければ幸いです。

世界選手権大会 トップへ